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鍼灸エクテ治療院
住所
〒152-0004
東京都目黒区鷹番3丁目11-7
ハギワラデュプレックス3階301号室
東急東横線「学芸大学駅」から
徒歩2分

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【午前】9:00~12:00
【午後】14:00~20:00

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こんなお悩みをお持ちの方へ

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子宮内膜症

子宮で赤ちゃんを育む、これは女性の特権です。
男性にはできない、素晴らしい能力であると思います。
それが時としていたずらをする、
それが子宮内膜症だと思います。
 
人間の肋骨、横隔膜の下から足の付け根である鼠蹊部にかけて
腹腔という空間があり、肝臓、胃腸や子宮といった
消化や生殖にかかわる臓器が存在しています。
 
腹腔は丈夫な上皮組織である腹膜で覆われていますが
子宮内膜症は、子宮の外の腹腔に子宮内膜のような
組織が増えてしまって起こります。
 
卵巣に増えれば、卵巣チョコレート嚢胞と呼ばれ
Douglas窩に増えればDouglas窩病変と呼ばれます。
 
なぜ、腹腔の中に子宮の内膜のような組織ができるかは
月経血が逆流して発生するとか、腹腔の上皮組織が
変化して起こるなどといわれています。
 
いずれにしても、安定状態になければいけない
腹腔の上皮組織に生理周期に合わせて、増殖、
剥離する組織ができてしまうわけですから、
 
ホルモン量が不安定になり、
 
子宮と直腸との間の空間の
Douglas窩に子宮内膜ができることによって、
子宮位置が直腸に引き寄せられて痛みの原因になるなど、
 
不妊や月経痛、骨盤痛、性交、排尿時痛などの症状の
原因になることがあります。
 
鍼灸では、
 
肝の機能が変調することが多いと考えられ
脈診や腹診により『証』を立て基本的な治療である
本治を行います。
 
また、
腹腔内の変性状況による
疾患の状態に対応する標治として
 
腹部に面状または線状の反応がみられる事が
あるので、置鍼による改善を図るととともに、
臀部に反応点がある場合はその改善も
目指します。
 
難治であり時間を要するものですが
子宮内膜症の状態が改善されれば
ホルモンの分泌の乱れによる
痛みなどの随伴症状も
改善に向かうと考えられます。
 
さて、子宮内膜症があるから
必ず不妊になるわけではありません。
しかし、症状が軽いほうがいいに
越したことはありません。
 
皆様の体調が少しでも良くなる方向で
ご協力させていただけたらと思います。

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